2013/05/20

歌をつくること

先日ツイッターで『歌詞を書く際に参考にしているものはありますか?』
と、云うご質問を頂戴しました。


あまり、周りの方と作詞や作曲について語り合うことがないので、他の方はどのようにされているのか解らないのですが(そしてわたしはプロではないので所謂「正しい」書き方と云うものを知らないのですが)、自分は、何かを参考にして書くことは基本的にありません。


幼蚕文庫の楽曲はすべて私小説です。と云っても、日記のようにそのまんまを書いているわけではないし、そもそも小説ではないのですが、其れが一番近い表し方かなと思います。自分に起きたことと自分の世界に起きたことの記録です。


其れから、これは中学生の時に初めて一曲書き上げた時から変わらないのですが、歌を作る時は、言葉よりもメロディよりも、最初に情景が浮かびます。曲芸団のゆめの時は真夜中に浮かび上がる綺麗なサーカスだったし、窓際の行進曲は窓枠と屋上で踊るおばけたち。中学生の時の最初の一曲は、下校途中の神社の前で、空からぱらぱら降ってきて白い床に染みを作る金平糖。こう云うものがふっと浮かんで、書き始めると何をしていてもその歌のことばかり考えてしまいます。


自分はあんまり社交的でない性質で、自分の中にある不満や寂しさをうまく発散させることができない代わりに、歌をうたうと云う手段を見つけられたのかなあと、最近殊にそう思います。歌をうたうようになって、漸く自分と世界の糸がつながったような気がしました。歌うようになる前は、本当に中身のない風船みたいな。だから歌はわたしの運命そのもので、とってもとっても大事なものです。今こうしてこの文章を読んでくださる皆さまとわたしの糸も、歌がなければつながっていないのですものね。


以前と或る方に「お話しするのが苦手なんです」と洩らしたときに「だから歌ってるんでしょ」と返されて、嗚呼まさしくだなあと思いました。


と、少しお話がズレちゃいましたが。


わたしの場合はこんな感じに歌を作っています。寝入る寸前とか寝起きとかに浮かぶことがとても多くて、そうなるともう、ある程度かたちになるまで寝られないので、睡眠不足の元ですね。歌に限らず、何でもやり始めると止まらなくて。でも、熱中して書いている間は凄く生きてる!って気持ちになるので、好きな時間です。


ちなみに、「何かを参考にして書くことは基本的にありません」と書きましたが、この例外が、白黒ヰズムのようなユニットの曲や、「冴えないが故に悶える」のときの様なコラボ楽曲です。こう云う場合は、特定のキャラクターになりきって、そのキャラクターの生きている世界に生きている気持ちで、お芝居をするような気持ちで書いています。どの作品も、すてきに育ってくれて嬉しいです。


さて、追記にて拍手のお返事をしております!
お待たせして申し訳ありません;;


**有由さま

初めまして!ツイッターでのフォロー有り難う御座居ます!
サイトも見つけてくださって嬉しいです!
お仕事が手につかなくなるほど喜んでくださるなんて…!笑

生の歌声を聴きたいと云ってくださって。
わたしも皆さまの前で歌を披露する機会があれば良いなあと
考えておりましたので、勇気を戴きました!
実現に向けて頑張ります!

いえいえ、わたしも日本語が大好きです(*´▽`*)
ご声援を胸に励んで参ります!
有り難う御座居ました!


**三月十五日の方

楽曲を好きになって戴けて嬉しいです…!
微力なんてとんでもないです!これからもがんばります!


**五月十二日の方

はじめまして!
花の巣箱、楽しんで戴けて光栄です…!

旧作につきまして、順に再販していく予定なのですが、
「未完成交響楽」につきましては、収録曲が後発の
「ひとり芝居」と完全に重複してしまうため、再販は予定していないのです。
ひとり芝居は「パンプキンサウンド」と云うレーベルから販売されている為、
在庫についてはパンプキンサウンド様にお問い合わせ戴けましたら幸いです。
お手数をお掛けして申し訳ございません;;

これからも楽曲を楽しんで戴けますよう、励んで参ります!
応援のお言葉、有り難う御座居ます!
posted by 浮森かや子 at 01:22 | Comment (0)  | 日常
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